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カードプリンタのインクリボン/フィルム関連用語集


インクリボン記号

カードプリンタにて使用するインクリボンにはY、M、C、K、O等、役割に応じて記号が用いられています。 各記号の意味は下表の通りです。

Y Yellowの"Y" フルカラー印刷は、Y/M/Cを組み合わせて、色の三原色により、あらゆる種類の色を再現できます。
M Magentaの"M"
C Cyanの"C"
K Blackのkを取って"K" 黒色の印刷を行う場合、Y/M/Cを使用しても可能ですが、黒リボンを使う方が色ずれが少なく、黒色の文字やバーコードなどがシャープに印刷できます。
O 保護層を表すOvercoatの"O" 保護層とは、印刷面の保護を目的としてカードに貼付する透明のオーバコートです。保護層を貼付する事で、印刷面の耐擦過性・耐久性が向上し、且つ印刷面に艶がでます。

YMCK

Y/M/Cでフルカラー印刷を行い、黒色の文字やバーコードなどはK(ブラック)を使用します。片面印刷の場合に多く利用されます。

YMCKO

Y/M/C/Kで黒色を含んだフルカラー印刷を行い、最後にO(オーバコート)を貼付して印刷表面を保護します。 片面印刷の場合に多く利用されます。

YMCKK

Y/M/C/Kで黒色を含んだフルカラー印刷を表面に行い、最後のK(ブラック)で裏面の黒色文字やバーコードを印刷します。 両面印刷の場合に多く利用されます。

YMCKOK

Y/M/C/K/Oで黒色を含んだフルカラー印刷およびO(オーバコート)を表面に行い、最後のK(ブラック)で裏面の黒色文字やバーコードを印刷します。 両面印刷の場合に多く利用されます。

プレ印刷カードに可変となる個人情報などの文字やバーコードなどを黒色で印刷する場合に多く利用されます。

HDPフィルム

再転写印刷方式(HDPシリーズ)で使用するフィルムです。
カードに再転写した時にフィルムに含まれる成分がオーバコートの役目をすることで印刷面が保護されます。

フォログラフィックフィルム

3次元像を記録した写真「ホログラフィ」という技術を応用したフィルムのことです。
光の当て方や見る角度によって、立体的に見えたり、虹色に見えたりします。
カードの印刷面にフィルムを貼付することで偽造防止を目的として使用される事が多く、 企業でも高セキュリティが要求させる部署やクレジットカード等に利用される場合があります。

オーバラミネート

カードの印刷面の耐擦過性などの耐久性を高めるため、オーバラミネートフィルムを使用し特殊保護層で印刷面をラミネートします。
プリンタに装着したラミネーション機構にラミネートフィルムを装填して使用します。